120円切手は、定形外郵便物や重さのある定形郵便物などに使われる、非常に汎用性の高い切手です。
とくにビジネス用途や日常的な郵便のやり取りで活躍する場面が多く、日々の生活の中で必要になることも少なくありません。
しかし、郵便局が近くにない、営業時間内に行けないといった事情から、コンビニで購入できるかどうかは多くの人にとって関心の高いポイントです。
コンビニで気軽に手に入れば、忙しい社会人や学生、主婦の方々にとって非常に便利です。
この記事では、大手コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)を中心に、それぞれの店舗での120円切手の取り扱い状況や、購入方法、注意点などを詳しく比較・解説していきます。
さらに、店舗によって異なるサービス内容や在庫状況、支払い方法の違いにも触れながら、どのコンビニがもっとも便利に使えるのかを明らかにします。
コンビニでの120円切手の取り扱い状況
セブン-イレブンでの取り扱い
セブン-イレブンでは、全国の多くの店舗で120円切手を販売しています。
切手は通常、レジカウンターで取り扱われており、商品棚には並んでいないため、必要な場合は店員に直接声をかけて購入する形式となります。
ただし、すべての店舗で常時在庫しているわけではなく、時間帯や地域によっては在庫切れのケースもあります。
郵便物の投函が必要なときは、事前に電話などで在庫を確認しておくと安心です。
ファミリーマートでの取り扱い
ファミリーマートでも120円切手を取り扱っている店舗は多くありますが、セブン-イレブンと同様に、すべての店舗で取り扱っているわけではありません。
特に都市部の店舗では利用者のニーズに応えるため、比較的高い確率で在庫が確保されています。
一方で、地方の小規模店舗などでは取り扱いがないこともあるため注意が必要です。
なお、レジカウンターでの購入となる点や、店員に声をかける必要がある点は他のコンビニと同様です。
ローソンでの取り扱い
ローソンは、大手コンビニの中でも特に郵便サービスに力を入れている点が特徴です。
多くの店舗で切手を取り扱っており、120円切手も比較的容易に入手可能です。
また、ローソンの一部店舗には簡易郵便局が併設されており、通常のコンビニよりも豊富な種類の切手を取り扱っていることがあります。
郵便関連のサービスをよく利用する人にとって、ローソンは非常に頼りになる存在と言えるでしょう。
120円切手の種類と特徴
普通切手とは
120円切手は、日常生活の中で幅広く使われている「普通切手」に分類されます。
これは、日本郵便が公式に発行しているもので、特別な記念切手とは異なり、安定的に供給されるのが特徴です。
切手の絵柄やデザインは、発行時期によって異なり、日本の文化や自然、伝統工芸などがモチーフになっていることが多く、収集家にも人気があります。
使用する目的が明確であれば、シンプルなデザインのものを選ぶことができるのも魅力のひとつです。
定形外郵便物への対応
120円切手の主な用途は、定形外郵便物(50g以内)の郵送です。
定形外郵便とは、サイズや形状が規定の定形郵便を超える郵便物のことを指し、書類の束やカタログ、小型の部品や試供品など、厚みや重さのある内容物を送る際に活用されます。
たとえば、厚手の封筒やクリアファイルに入れた資料を送るときなど、通常の84円切手では不足するケースで120円切手が活躍します。
便利で柔軟性のある料金設定により、多様なニーズに応える存在です。
郵便はがきなどの料金
通常の郵便はがきは85円で送れますが、往復はがきになると170円の料金が必要になります。
この場合には、85円切手を2枚貼るか、120円切手と追加料金分を組み合わせて使用することが可能です。
また、定形郵便でも重さや厚みによっては120円の料金が必要になることがあります。
さらに、国際郵便や速達などオプションサービスを利用する際にも、差額分として120円切手を活用できる場面が多く見られます。
こうした状況に応じて、切手の組み合わせを工夫することで、正確な料金を支払うことができるのです。
どこで買える?店舗別の取扱いの比較
コンビニ各社の在庫状況
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなどの大手コンビニチェーンでは、基本的に切手の販売を行っていますが、120円切手の在庫状況は店舗によって異なります。
レジカウンターで「120円切手はありますか?」と店員に直接確認するのが確実です。
特にセブン-イレブンとローソンでは、在庫が比較的安定している店舗が多い傾向にあります。
ただし、一部の店舗では在庫切れやそもそも取り扱いのないケースもあるため、急ぎの場合は複数の店舗をあらかじめ調べておくと安心です。
郵便局での販売状況
郵便局は、切手を購入するうえでもっとも確実な場所です。
120円切手をはじめ、ほぼすべての額面の切手を常時取り扱っており、希望する枚数を柔軟に購入できるのが魅力です。
窓口では、郵便料金の相談にも応じてもらえるため、不安な場合は重さやサイズを確認してもらいながら、最適な切手を選ぶことができます。
また、郵便局のWebサイトやオンラインストアを利用すれば、自宅からでも切手を注文することが可能です。
ミニストップの取り扱い
ミニストップでは、他の大手コンビニと比べて切手の取り扱いが限られている傾向にあります。
とくに地方店舗や小規模店舗では、そもそも取り扱いがないケースも多いため、購入前には電話で在庫を確認しておくのがおすすめです。
取り扱いがある店舗では、通常通りレジカウンターで購入できますが、数に限りがあるため、複数枚をまとめて購入する際は注意が必要です。
120円切手の購入方法
現金と電子マネーでの支払い方法
多くのコンビニでは、現金に加えて、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、さらにはWAONやnanaco、楽天Edyといった電子マネーを使って支払うことができます。
こうしたキャッシュレス決済の利便性は、急いでいるときや財布に小銭がないときにも役立ちます。
ただし、全店舗が対応しているわけではなく、特にフランチャイズ店舗や地方の小型店舗などでは、一部の電子マネーに対応していないケースも見受けられます。
そのため、利用予定の店舗がどの支払い方法に対応しているのか、あらかじめ確認しておくと安心です。
店内での購入手続き
切手は商品棚には並んでおらず、基本的にレジカウンターで販売されています。
購入する際は、「120円切手をください」と店員に声をかけるだけで手続きが完了します。
場合によっては、在庫の確認のために少し待たされることもありますが、特別な申請や書類は必要ありません。
なお、切手の種類によっては裏で管理していることもあり、店頭に表示がなくても取り扱いがあることがありますので、まずは一度尋ねてみるのがおすすめです。
クレジットカードの利用
コンビニによっては、切手や収入印紙などの金券類に対してはクレジットカードの使用が制限されていることがあります。
これは各店舗の方針や、決済会社との契約内容に基づくためです。
たとえば、セブン-イレブンでは原則としてクレジットカードが利用できない場合が多く、代わりに電子マネーを推奨しているケースもあります。
一方で、ローソンやファミリーマートでは一部対応している店舗もあるため、レジ付近に掲示された案内や公式サイトでの事前確認が重要です。
切手を購入する際の注意点
在庫がない場合の対処法
切手の在庫はコンビニごとに管理されており、特に利用が集中する週末や年末年始などには一時的に在庫が切れることがあります。
そのような場合は、近隣の別のコンビニを探すか、確実に在庫がある郵便局を利用するのが良いでしょう。
また、店舗によっては他店から取り寄せができることもありますが、即日対応できるとは限らないため、急ぎの際には注意が必要です。
地図アプリやコンビニ各社の店舗検索機能を活用すると、在庫確認の効率も上がります。
取り扱いが改定された場合の影響
近年では、コンビニ各社が商品の取り扱い方針を頻繁に見直しており、切手の販売も例外ではありません。
たとえば、過去には取り扱いを一時中止した店舗や、取扱額面を限定するケースもありました。
こうした変更は、主に郵便局との契約内容や、需要と供給のバランスに応じて決定されることが多く、事前の予告なく行われることもあります。
そのため、日常的に切手を使う方は、月に一度程度、利用店舗の取り扱い状況を確認しておくと良いでしょう。
必要な手続きやサイズの確認
郵送物の重さやサイズによって必要な切手の金額が変わるため、120円切手が必ずしも適しているとは限りません。
定形・定形外の区分や重さによる料金の違いを理解しておくことは重要です。
コンビニでは計量サービスを行っていないため、郵便物が規定を超えてしまい料金不足になるリスクもあります。
確実に適切な料金で送るためには、家庭用の簡易スケールを使って事前に重さを測る、または郵便局で確認してもらうのがおすすめです。
特にビジネス用途や履歴書など大切な書類を送る場合には、万全な準備が必要です。
今後の120円切手の取り扱いについて
コンビニの対応状況の変化
近年、キャッシュレス決済の普及や物流・配送の効率化が進む中で、コンビニ各社のサービス提供内容にも変化が見られるようになっています。
こうした流れの中で、切手の取り扱いが今後増えるのか、それとも縮小されていくのかは、各コンビニチェーンの判断や利用者のニーズによって左右されるでしょう。
特に無人レジの導入や人手不足の影響なども関係してくるため、これまで通りに購入できなくなるケースも想定されます。
利用頻度が高い方は、公式サイトや店舗掲示などを定期的に確認し、最新の取り扱い情報を入手することが大切です。
郵便料金改定の影響
郵便料金の改定が行われた場合、120円切手の利用シーンにも変化が生じる可能性があります。
たとえば、郵便料金が値上がりした場合には、これまで120円で送れていた定形外郵便が、追加料金を必要とすることになるかもしれません。
その結果、120円切手を単体で使う機会が減ることもあり得ます。
逆に、新たな料金体系が導入された場合には、120円切手の需要が一時的に高まることも考えられます。
郵便料金の改定は突然行われることもあるため、利用者としては郵便局のアナウンスやニュースをこまめに確認し、手元の切手がどのように使えるのかを把握しておくことが重要です。
まとめ:120円切手はコンビニでも便利に購入できる!
120円切手は、定形外郵便や重量のある定形郵便、往復はがきなどに使える便利な郵便アイテムです。
郵便局が閉まっている時間帯や、近くにない場合でも、セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンといった大手コンビニで手軽に購入できるのは大きなメリットです。
ただし、店舗によって在庫の有無や支払い方法が異なるため、事前確認がおすすめです。
また、電子マネーが使える店舗も増えており、現金を持っていなくても安心。
ただし、クレジットカードは使えないことも多いため注意が必要です。
郵便料金や取り扱い方針は今後変わる可能性もあるため、定期的に情報をチェックしておくと安心です。
日常的に郵便を使う方は、家庭用スケールなどで郵送物の重さを確認するなど、準備をしっかり整えておくとスムーズに対応できます。
120円切手をうまく活用して、賢く・便利に郵便サービスを利用していきましょう!